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工房のお客さま

釉薬のテスト本番(こんな言い方、するのかな。CMでは、撮影のときによく言っていました。
個展用の新しい釉薬に挑戦してきましたが、そろそろ本番用の器で焼いてみなくちゃ、というわけで)
で焼いたものが、窯から出てきました。
うーーん、柿の色にもっと深みがほしかったな、
もう一回テストやらなきゃなぁ・・・

などと、つぶやきながら、ノートに結果を書き込んでいました。
さっき窯から出てきた皿の上に、なにやらモゾモゾするものが・・・・。

工房のお客さま_e0057104_1655670.jpg

あ、てんとう虫。
上の柿にとまっているヤツ。

四つ星のてんとう虫は、めずらしいんじゃないかな。
いままで、見たことないような。
工房のお客さま_e0057104_167532.jpg


正面からは、こんな姿。
目の周りが白くて、なかなか現代的なデザインセンス!
機体の日の丸も、かっこいい。
工房のお客さま_e0057104_1674882.jpg


窓も開けてないのに。
ここは隙間だらけだから、入り込んできたのでしょう。
記念写真を撮って、工房の外の草むらに放してやりました。

こんなとこにこもって、うんうん言ってないで、
花見に行こうよ、って誘いにきたかな。

春だなぁ。
by yasuhikohayashi | 2006-03-30 16:10

個展のおしらせ

個展のおしらせ

もっとひんぱんに開きたいと思いながら、決心するまでに時間がかかって・・・。
一年ぶり、4回目の個展を開きます。
いよいよ、2か月を切って、追い込み。まるで、受験生のような心理状態です。
集中してやると、ずんと前に進めた感じがいつもあるので、
今回も、そういう気分になれたら、と思いながら作業を進めています。

新しく取り組んでいる黒釉を中心に、ご覧いただこうと考えています。
お運びいただければさいわいです。

●林 寧彦 作陶展
会期 5月15日(月)~22日(月)
       AM12:00~PM7:00 (初日はPM1:00より)
会場 赤坂 乾(いぬい)ギャラリー
TEL03-3584-3850
       港区赤坂3-8-8 赤坂フローラル・プラザビル2F
      (地下鉄銀座線・丸の内線 赤坂見附駅から2分
  赤レンガのビルの2階)

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写真は、去年秋に作ったもの。
ここから、どこまで発展できるか。むむむ・・・格闘中!

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                 月に梅図・角皿

個展のおしらせ_e0057104_16424582.jpg

                   柿図・長皿
by yasuhikohayashi | 2006-03-23 15:57

思いのほか

工房の近所に、鉢植えの好きな米屋さんがあります。
土の作り方が上手なんでしょう、
夏には立派なきゅうりがたくさんなったり、
秋にはナスが・・・。

今日は、ちょっと遅咲きの梅がありました。
盆栽というより、鉢植えというのがふさわしいような、
捻じ曲げたりしてないのが気に入った。
やはり見せたいんでしょうね、通りから見えるところに出してある。

写真とっていいですか、と奥さんに声をかけたら
「いいかどうか聞いてきます」という意外な反応。
戻ってきて、「いいそうです」ということなのでパチリ。
思いのほか_e0057104_19543110.jpg


思いのほか_e0057104_2005633.jpg


やがて、許諾の主が現れた。気むずかしいジイサンか、と思っていたら、
僕と同年代の優しいおっさん。
「これ、なんだかわかりますか?」
「梅ですよね」
そう応えると、かなりがっかりした様子。
「梅は梅だけど、おもいのほか、というんですよ」
同じ木から白い花と赤い花がつく。

なるほど、「思いのほか」だ。


思いのほかと言えば・・・・・
今年の伝統工芸新作展。
新しい方向のものを一点に絞って出したら、
たしか5年ぶりの「思いのほか」でした。

いまの自分の精一杯のものはできたとおもいますが、
公募展は、出す以上、並んで見てもらわないことには意味がない。

しっかし、かわいい子供がケチをつけられたようで
気分は良くないなぁ。。
by yasuhikohayashi | 2006-03-15 20:04

昨日の夜、イチローを追ったTV番組で、すごいのを見てしまった。

途中からだったので、話の流れはよく分からなかったけど、
「JAPAN」のユニフォームを着て、対ロッテの試合じゃないかな。

ダッグアウトに引き上げながら、イチローが松坂に声をかけてた。

おつかれ!というような、ふつうの口調で・・・・
「おまえ、野球ナメてるだろ」

松坂は「いえ、そんな・・・・」と、照れたような顔で返したようだった。
イチローが、続けた。
「どっか、深いとこでナメてるよな」

すげー!スゴすぎる。
松坂に、こう言えるのはイチローだけだろう。
大リーグを狙っている後輩に、こう言ってやれるのも彼だけだろう。


「おまえ、どっか深いとこで、陶芸ナメてるだろ」
「いえ、そんな・・・・」
今朝、僕は5時に目が覚めてしまって、
そのまま工房に行って、
朝めし前に陶芸をやってきました。
by yasuhikohayashi | 2006-03-09 22:20

コメントへの返事で、あんまり考えないで書いたコメント。
「山を見て育った少年は、待つことができる」
なんだか、引っかかりました。
書いてみて、やっぱり自分は、山の中で育ったんだなと思った。
昨日、魚が釣れたところで竿を出しても、群れが去ってしまっていたら
釣れない。
山の中で育ったら、今年アケビが取れた場所なら、覚えておおけば
来年の同じころに行けば、またとれる。
今年、季節を過ぎても、来年の楽しみにできるわけです。
根っこからとってしまったら、来年はなにも期待できない。
いっぽう、海のそばで育ったら、いま獲っておかなければ
明日には群れはどこかに行ってしまう。

漁村だったところに、享楽的な施設ができるのも、なんとなくわかります。
食べ物でも、僕は、好きなものをあとに残しておくほうです。

広告は、海を見て育った、狩猟民族に合っている職業のような気がしてきました。
とくに、最近の広告は・・・・、というより、
この10年のビジネスのありようは、と言ったほうが適切かな。
アメリカ流のビジネスは、狩猟民族のDNAから生まれたものなのではないか。
そのあとを追う日本のやり方は、僕のような農耕民族の者には違和感がありすぎるように思うことが多いのですが。

さて。陶芸は・・・・・、農耕民族のものでしょう。
騎馬民族は、移動しても割れない金属器です。
土モノに惹かれるのは、やはり農耕のDNAなのかな、と思います。

海か山か、からずいぶん違う話になってしまいましたが、
もうアルコールタイムなので、追求しないように、ね。
by yasuhikohayashi | 2006-03-08 22:46

ふるさと

ひなまつりです。
ずいぶん久しぶりになってしまいました。
今日は、二月の初めに帰省したときの写真を紹介しましょう。
僕の育った村。
一ヶ月経ったから、もうすっかり春めいていることでしょう。

ふるさと_e0057104_22541482.jpg

三方を山に囲まれていて、東側しかひらけていない。
川の水も、この池にいったん溜まって、東に向かって流れて行きます。
僕も、なんだか東に行かなくては、人生始まらないと思い込んで
東京に行きました。
あれから、35年です。
ここに、このままいたら、この土地の恵みも分からなかったでしょう。
今は、山の中に工房が欲しいな、なんて夢想することがあるけど、
自分が育ったところなんて、ピッタリです。
青い鳥?・・・・そんな気もしますね。

この池では、よく泳ぎました。
泳ぎをやめて、足をつけると、足の裏をフナがニョロ!なんて。
今は、水を抜いている時期なんだそうで、ちょっと雰囲気が違うんだけど。
小学生のころ、池のこっち側から石を投げて、向かいの山に届く中学生を
尊敬していました。
自分が投げて届くようになったときには、誇らしい気がした。
そうして、どんどん遠くまで投げられると思っていたんですね。
高校生のころがいちばん飛んでいたかな。
ためしに、石を投げてみたら、山のはるか手前に落っこちた。
おまけに、腕が抜けるかと思っちゃった。

この近所を歩いていて、数年前に、ふと思いついて
身をかがめてみたら、まざまざと子供のときの風景に変わったのには驚いた。
それから、帰省したときには、いつも、目線を低くして見ます。
なんか、いっぱい押し寄せてきて、、異次元に移動するような感覚。

ふるさとは、このままでいてほしい。
そう思うのは、去った人間の感傷とばかりは言えないんじゃないかな。
地元の人は、山を削ったりしています。
山は自分の山だと思ってる。
人間の社会で、管理をする権利を持ってるだけだと思うのだけど。
by yasuhikohayashi | 2006-03-03 22:42