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山を見て育った子供は・・・。

コメントへの返事で、あんまり考えないで書いたコメント。
「山を見て育った少年は、待つことができる」
なんだか、引っかかりました。
書いてみて、やっぱり自分は、山の中で育ったんだなと思った。
昨日、魚が釣れたところで竿を出しても、群れが去ってしまっていたら
釣れない。
山の中で育ったら、今年アケビが取れた場所なら、覚えておおけば
来年の同じころに行けば、またとれる。
今年、季節を過ぎても、来年の楽しみにできるわけです。
根っこからとってしまったら、来年はなにも期待できない。
いっぽう、海のそばで育ったら、いま獲っておかなければ
明日には群れはどこかに行ってしまう。

漁村だったところに、享楽的な施設ができるのも、なんとなくわかります。
食べ物でも、僕は、好きなものをあとに残しておくほうです。

広告は、海を見て育った、狩猟民族に合っている職業のような気がしてきました。
とくに、最近の広告は・・・・、というより、
この10年のビジネスのありようは、と言ったほうが適切かな。
アメリカ流のビジネスは、狩猟民族のDNAから生まれたものなのではないか。
そのあとを追う日本のやり方は、僕のような農耕民族の者には違和感がありすぎるように思うことが多いのですが。

さて。陶芸は・・・・・、農耕民族のものでしょう。
騎馬民族は、移動しても割れない金属器です。
土モノに惹かれるのは、やはり農耕のDNAなのかな、と思います。

海か山か、からずいぶん違う話になってしまいましたが、
もうアルコールタイムなので、追求しないように、ね。
by yasuhikohayashi | 2006-03-08 22:46