2006年 01月 23日
ホリエモン逮捕の日に
やはりズルはいかんだろう、というのがこの数日の感想でした。
金曜日に電車の若いビジネスマンと思われる男女の会話がホリエモンに冷たいのが気になりました。
彼に夢をもらった、と言っていたはずなのに。
検察は世論の動きを読んでいたことでしょう。
「出る杭は打たれる」というトーンは少なく、僕のように「ズルはいかんだろう」という
風潮一色になったのを狙ったようなタイミングでの逮捕でした。
ある大手企業の若者が、昨日メールをくれました。
自分の同期入社の男が、ライブドアに転職して執行役員になった・・・。
いま、彼はどうしているんだろう・・・・人生はあざなえる縄の如し。
今日も昨日と同じ仕事があることの有り難さ・・・・・
そんな意味のことが書かれていました。
リクルートの江副社長が逮捕された前後と、やはり重なってしまいます。
あのころリクルートを担当していた僕は、ライトとカメラの放列の中、社屋に入って広告の打ち合わせをした。学生時代はジャーナリスト志望だったから、僕は本来は、あのカメラの側にいるはずではなかったか、という思いもあった。
腕に覚えのある転職組の若者たち。野心的で既存の組織に収まらない、そんな人が多いように思われた。直接にはお目にかかる機会はなかったが、江副さんの求心力をそこここに感じていた。
江副さんが去って、リクルートは生き残った。
世の中がほんとうに必要とする仕事は、世の中が捨てない。
そんな確信はあります。
ライブドアは、どうなんだろう。
by yasuhikohayashi
| 2006-01-23 21:24