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電気窯と、しばしの別れ

今日、電気窯の修理のために岐阜の工場から来てもらいました。
通電しないとかの大きな不具合ではないので、ついでがあったときでいいです、と言っておいたら都合がつぃたようです。
直してもらいたかったのは、蓋からボロ(鉄のサビ)が中に落ちるので、そのサビ止め。
中に入れた器に付くとだいなしです。
それと、還元ガスを吹き込むバーナー口のセラミックが半分くらい欠損しているのを補修すること。
あとは、蓋にある排気口も同じように半分くらい欠損したのを補修してほしいこと。

お願いしたいのはそのくらいでしたが、修理に来てくれた人によると、
蓋の作りが予想外で、修理するには部品が足りないので、持ち帰って直したいとのこと。
それならいっそ、電熱線もそろそろ寿命なので張り替えもお願いすることにして、
オーバーホールしてもらうことにしました。

考えてみれば、博多に転勤するときに購入して、単身赴任の友(あれ、なんかこの言い方ヘンかな)として苦楽をともにしました。この窯がなかったら陶芸の面白さにこんなにのめりこむこともなかっただろうし、今も会社員を続けていたかもしれません。
工房にはもう一基、大きなガス窯がありますが、この小さな電気窯には特別の思いがあります。

丸10年の付き合いに思いを馳せながら、窯をトラックに載せるのを手伝って見送りました。
10日ほどで帰ってくるそうです。
こんなに長いあいだ離れるのは初めてで、なんだかさびしいなぁ。

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           トラックに積まれて・・・・・・

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                 傷は浅いぞ、しっかりしろ

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           235回の還元焼成をともにした歴戦の勇士は

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           毛布にくるまれて入院。退院するまでのしばしの別れ
by yasuhikohayashi | 2005-10-12 22:10