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工房で、僕自身、目にしたとたん息を飲みました。
こんなものが焼きあがることがあるのです。

先ずはお目にかけます。
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志野に近いような気もしますが、下の鉄が荒々しく出て、火色が鮮やか。
アップでも撮影しました。
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この荒々しさは、「鬼志野」とでも名付けようか。

別の場所で焼けたものは・・・
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鉄の流れが美しく出ました。
さびた中にも華やいだ風情で、こういうのを「きれいさび」というのでしょうか。

これらを目にしたとき、僕はあやうく落ちそうになりました。
取り落としそうになったというのを、書きまちがえたわけではなくて・・・・




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撮影している僕の影が映っていますが、
ここは・・・・・・
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ここは工房の屋根の上でした。

梅雨のあいだ、雨漏りがはじまって、きょう修繕のために屋根にのぼって
発見しました。鉄板の屋根は、見事に焼けていました。

僕が工房として使いだして7年、建ててから少なくとも30年は経っているでしょう。
自然がゆっくりゆっくり時間をかけて酸化焼成したものは、なんと美しいんだろう。
何度からを「焼く」というのか知らないけど、
さっきあがったときには、目玉焼きができそうだったから
焼くといってもさしつかえないでしょう!

屋根をのた打ち回っているのは、水道のホース。
井戸水を使った手製の水冷クーラーで、今年もこれから活躍してもらわなくては。

そして・・・・、
屋根のトイのところでこんなものを見つけました。
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実生の松の木が・・・・・。
自然は、やっぱりすごいなぁ。
でも、このままじゃ夏のあいだに乾燥して・・・・・なんとかしてやらなくちゃなぁ。

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5メートルほどの高さの屋根の上は、面白かったけど、
ああ、こわかった。
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by yasuhikohayashi | 2007-07-25 18:12
6日の金曜日、
新しい本が刷り上るとの連絡があり、都内に出ました。
食事もいかがですか、とのことで楽しみに出かけました。

ところが。
僕の不注意で降りる駅を間違えてしまって、20分あまりも遅刻。
デパートの中のレトロな食堂は、年配の人たちででいっぱい。
30分ほどの待ちになるとのことで、やむなく地下のイタリア・レストランでの昼食。
お世話になったふたりの編集者と一緒に、赤ワインで乾杯。

刷り上ったばかりの新刊と対面しました。
南伸坊さんの装丁で、どんな体裁になるかは、まったく聞いていなかったのですが
装丁家(伸坊さんは、自身では職業を「装丁」と名乗っておられるけど)としての
プロの仕事だなぁ、と思わせられるできあがりでした。

僕の染付けの皿をレイアウトしてあり、紙は磁器の肌を思わせるつややかな白。
本のタイトルと、僕の名前は墨。その横のhayashi yasuhikoの文字は、呉須の色。
「陶芸家Hのできるまで」というヘンなタイトルにひっぱられず
スキッとした清潔な印象に仕上げてあるのは、さすがです。

「週末陶芸のすすめ」も伸坊さんの装丁で、気に入っていましたが
今回はまったく違うアプローチで、「これしかない!」と思わせてくれました
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帯も紺もいい感じ。
帯のコピー「私は“これ”で会社を辞めました」にはびっくりしましたが
(相談してくれればいいのにぃ・・・・。まぁ、出版社には出版社の狙いがあるのでしょう)

ともかく、269ページの本ができあがりました。
予定よりも半年ほど遅くなりましたが、そのぶん最近のことも書くことができました。
この厚さで1800円はお買い得です!だと思うなぁ。

7月15日ごろには書店に並び始めるとのこと。
よろしくお願いします。
感想などいただけるとうれしいです。
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by yasuhikohayashi | 2007-07-08 14:08

日々、気がついたことのあれこれを書きます。


by 林 寧彦(やすひこ)
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