2005年 08月 25日
ブログの文章
文体というほど大げさでもなくて、どんなふうに書くのが気分がいいのかな
というていどですが。
会話体にしたほうがPCの画面では違和感がないかな、とか、
エッセイっぽく、やや書き言葉に近いほうが読みやすいかな、とか。
会話体なら、メールと同じだからラクはラクなのですが
ただのダベリになってしまうのも気になります。
先日、ある出版社の方から「小説書いてみる気はないですか?」
などという思いがけないことを言われて驚きました。
エッセイ・モドキの散文が限度だと自分でもわかっているし、
買いかぶってくれたのをまともに取るほど脳天気でもないし、
だいいち、架空の主人公が登場する話なんてどう書けばいいのやら。
でもなぁと、反応している自分もいます。
自分の中の新しい部分を発見することくらい楽しいことはないし、
陶芸を続けてきたのも、自分の中の知らなかった部分、
たとえば、自分が美しいと感じる形や土のマチエール。
キレイだと思う花、嫌な感じがする花。
冬の雀の様子に、もののあわれを感じるようになった自分の年齢のことなど。
陶芸をしなければ気がつかなかったことにたくさん出会えています。
だから、小説も書いてみればきっと何か発見があるかもしれないな、
と、ちょっとワクワクしてきました。
「大きなことを書こうとするから書けないだ。字のとおり小さな説を書けばいいんだよ」
とある作家がなにかに書いていました。
発表の場を作ってやると言われたわけでもないし、
怠け者なのでいつになるのか、はたして形になるのか、雲をつかむような話ですが
やってみようかなと思っています。
やって損することは何もないんだから。
前回のブログの文体が、なんだかちょっと書き言葉に近くなったのは
そんなことがあったからです。
なにしろお調子者で、すぐにその気になる性格ですから。
ブログにはどんな文体が似合うか、なんてことはあまり考えず、
その日の気分で文章のトーンはコロコロ変わると思いますが
お付き合いくださいませ。
「小説はどうなりました?」というようなコメントは、
体に悪いから入れないように。
by yasuhikohayashi
| 2005-08-25 15:10