2012年、2013年分 よそのサイトに書いていたブログ


131010
結婚式に両親へのプレゼント
結婚式に、お茶碗をご両親にプレゼントするのが流行っているようです。
あるいは、「還暦を迎えた母にプレゼントしたい」というような申し込みが
このところ増えています。
教室に、そんなメールや電話が入り始めた当初は、
正直言って戸惑いました。
素人がつくったお茶碗で、おいしくご飯がいただけるだろうか?
手にとって使う食器には、熟練した技が必要です。
和食器が世界一と言われる理由は、私たち日本人が食器を手に持って
食事する習慣のせいです。
大きさだけでなく、重さ、バランス、口当たりなど
隅々まで注意を行き渡らせなくてはなりません。

じっさいにアドバイスしながら作ってみて、いろんなことに気付きました。
手順をきちんと守ってもらえば、そこそこのレベルのものができること。
そしてもうひとつ。
プレゼントするのは、器という形をした「気持ち」と「時間」であること。
ありがとうの気持を、形あるものにして渡したいと願う。
大切な人のことを想いながら、お茶碗を作る時間。
そのふたつを、相手に手渡したいのです。
そのことに気付いてから、戸惑いはなくなりました。
指の跡が多少残っても、それはその人にしか残せないサインです。
たとえ少しゆがんでいても、
それは渡したときの会話を弾ませてくれるでしょう。
お茶碗という形になった「気持ちと時間」をプレゼントしてください。
受け取った方に喜んでいただけるよう、しっかりアドバイスします。
写真は、Y.Aさんがお母さんにプレゼントしたお茶碗。

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130921
陶芸教室
数日前に「体験レッスン」申し込みのメールをもらった。
若い女性のようで、彼に灰皿をプレゼントしたい、とのこと。
灰皿だけでなく、皿かお茶碗も時間内に作れるから、やってみましょうと連絡しておいた。
今朝早くにメールが入っていた。
以下紹介すると
「すみません、今回の件はキャンセルさせてください。
彼に灰皿を作ることを言ったら、灰皿は汚れるからもったいなくて使えないし、
かといって使わないわけにもいかなくて困るからやめてほしいと言われてしまい、
プレゼントは他のものにすることにしました。
あまり食に興味がない人なのでお皿やお茶碗を作っても・・・
なのでまったく別のものをと考えています。
勝手で申し訳ないのですが、10月4日の予約はキャンセルでお願いします。」
それまでにもらったメールも、とても丁寧なものだったので
「わかりました」とだけ返事するのも面白くないので、以下を書いて送った。
「キャンセルの件、了解いたしました。
僕は相当なスモーカーでしたが
(今のタバコの価格に換算して約1000万円が煙と消えました)、
3年前に禁煙してから、タバコが大嫌いになりました。
だから灰皿という話をうかがって、・・・ではありました。
やめてから食事が美味しくなりました。
咳き込まなくなりました。
息があがらなくなりました。
アタマが臭くなくなりました。
部屋の壁紙が真っ白なままです。
彼にはタバコをやめてもらって
食事が美味しくなるから
食器をプレゼントしましょう!!
あ、もう一つアイデア提案!
愛情のこもった灰皿をつくってプレゼントして
使えないので、ついでにタバコはやめてもらって
観賞用や食事用に使う、というのはどうでしょう。
ちょっと本気で、そう思いました。
では。
林寧彦」

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121023
ミス・インターナショナル
ミス・インターナショナルの歴史60年で、初めて日本女性が一位の栄冠に輝きました。
吉松育江さん。
じつは、彼女とは3年前にお会いしました。
新橋トーストマスターズ・クラブというコミュニケーションとスピーチを学ぶサークルに
彼女が見学に来て、入会しました。
スピーチも二回されたのを覚えています。
「ミス・インターナショナルの日本代表をめざしています」
と言い切りました。
たしかに美女には違いないのですが、高校時代に陸上部で県大会で優勝したというように
体育会系の凛々しさのほうが優っているように思えました。
あれから3年。
3年のあいだ、彼女は夢を持ち続けていた。そしてキチンと夢にはしごをかけるための目標を設定して、
それをクリアしていった。
3年という歳月は、そこに届くんですね。
僕は自分の体験から「3年あれば丸ごと変わる」と言ってきました。
自分でもついていけないくらい自分が変わってゆくのを実感した経験があります。
「オレって、3年前とは別人じゃん」と自分で驚きました。
その何百倍かを吉松さんは走ったに違いありません。
ブログを読むと、いかに自分を律してきたか、25歳とは思えない精進ぶりです。
「ミス達は容姿端麗はあたりまえ、差がつくのはスピーチです」と彼女はインタビューで話したそうです。
賢い人だと思います。
彼女の前にこれから用意される舞台で、さらに大きく羽ばたく準備はできていると思います。
女優さんとしては陰影がなさすぎるかもしれないけれど、
しばらくは忙殺されると思いますが、
文章もいいから、書いてお喋りもできるタレント(ほんとうの意味の)に育つのではないでしょうか。

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121016
韓国版「歴史を動かしたプレゼン」出ました。

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前回お知らせした韓国版「歴史を動かしたプレゼン」、
9月12日に出版されました。
日中関係ほどではないにしろ、日韓の間でも領土問題が浮上した時期に当たりました。
送られてきた新刊本を手にして、新刊本の時にはいつもするように
本の匂いを嗅いでみました。好きなんだなぁ、この瞬間が。
インクと糊の匂いは、万国共通だった。
PDFをプリントして本に巻いたものと違って、じっさいの本は彼の地で出版されたことを実感させてくれる。
表紙のデザインがとても新しい感覚で知的な印象。、日本ではあまり見かけない装丁だ。
鮮烈な赤は鷹の爪(唐辛子)。花瓶に生けたくなるようなたくさんのサヤをつけた姿が好きだ。
でも、本のタイトルすら、右から読むのか左から読むのか定かではなく、
ページをめくってもまったく意味が取れない。
しかたなく本を弄んでいるうちに、妙なことに気がついた。
PDFで送られてきた表紙デザインと、じっさいの本の表紙が違っている。
本では地球の上に積まれた書物の上に、ギリシャかローマ人の彫像が載っている。
ところが、PDFで送られてきたデザインプランは、別の人物だった。
町人のマゲを結って、和服、手には尺八、後ろ姿は小太り・・・・
これは本に登場する大黒屋光太夫に間違いありません。

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ロシアを訪問した冒険家がスケッチした光太夫の横顔は見たことがありますが、
後ろ姿は初めて見ます。
デザイナーが資料とにらめっこしながらイメージをふくらませて、
後ろ姿を描きあげてくれたのでしょう。
それが、ギリシャかローマ人の彫像に変わった。
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理由は、おそらくこういうことでしょう。
原案のままでは、地球の上に君臨する日本人のような印象を与える。
そう取られたら時節柄マズイだろう。
ということで、急きょ、あの彫像に差し替えられた、ということでしょう。
著者の知らないところでの出来事ですが、光太夫のデザインはとても良くて、
どんなことがあろうと帰国できそうな強運の持ち主の後ろ姿に描かれています。
描いたイラストレーターは、さぞ残念だったことでしょう。
新しい彫像の足が、きちんと書物に乗っていないのも、
もしかしたら彼の意地なのかな、と想像をたくましくしています。
領土問題の波は、僕の小さな本の足元にまで打ち寄せて、
気に入っていた表紙を濡らしました。

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120824
韓国版「歴史を動かしたプレゼン」

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一昨年に出版した「歴史を動かしたプレゼン(新潮新書)」の韓国版が出ることになりました。
ハングルに翻訳されて韓国の出版社から出ます。
昨日、表紙のプランがPDFで送られてきたので、カラーコピーして別の本に巻きつけてみた。
パソコンの画面で見るのとは違って、重さも感じられて(こういう感覚って大切)、
ほんとうにあの国の書店に並ぶんだと実感できた。
韓国には3回行ったことがあります。
最後に行ったのは1999年。日本のテーマパークの広告を企画して、
コンピュータ・グラフィックを韓国スタッフと協力して仕上げました。
仕事の質の高さと、連続する徹夜仕事も当然のように行なう彼らの頑張りに感動を覚えた。
仕事がオフの日ができて、僕はタクシーを半日チャーターして、利川(イチョン)にある海剛陶磁美術館に足を運んだ。
海剛氏は高麗青磁の再現に力を尽くした人物(故人)で、敷地には美術館、陶磁研究所、私邸などがあった。
訪れたとき、訪問客は少なく、庭を歩いているうちに工房の入口まで来てしまった。
中では二人の男性が象嵌を削り出していた。若者の方は、海剛氏のお孫さんだろうか。
なにか話したかったが、韓国の言葉は話せない。
僕は近くの椅子に腰を下ろして、削り用のカンナを動かす二人の手元を見ていた。
僕がそこにいることを訝るでもなく、ひたすらに手を動かしていた。
午後の工房には静かな時間が流れていた。
帰りに運転手さんに「食事にしましょうか」と声をかけながら、
ジェスチャーで左手をお茶碗の形にして、右手の人差し指と中指で箸の形を作って
口に運ぶようにした。
運転手さんはニッコリ笑って、右手でグーを作ると口のそばに持ってゆく動作をした。
スプーンを使っているのだ。
日本と韓国、顔はお互い区別がつかないほど似ているのに、「食べる」という生きるための基本動作が違うことに気がついた。
一週間ほどの滞在で、韓国のことが大好きになっていたが、突き放されたような気がした。
安易に韓国のことを分かったつもりになってはいけないのだ。

新しい本が、新しい人と、いい出会いをしてくれることを祈ります。
発売の詳しい日にちは聞いていませんが、おそらく10月になるでしょう。
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120720
久しぶりの投稿です

世阿弥の花伝書の一部を発表会で朗読したという人から
話をうかがっているうちに、思い出したり啓発されたりしたことがあった。
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120721
脳梗塞。そのとき陶芸をしていて良かった!

僕が開いている陶芸教室で、先週会員の一人からこんな話を聞いた。
「じつは、先週教室に来て、その翌日に人間ドックを受けたんです」
そう切り出した彼、60代前半の会員は、話を続けた。
その人間ドッグで脳梗塞が見つかり、すぐに5日間の検査入院をすることになった。
担当医が驚いたそうだ。
「脳梗塞の状態から考えると、手がもっと動かなっても不思議ではない状態なのに・・・」
ちゃんと手が動くことを不思議がられたという。
脳梗塞が起きたのは前日と考えられたため、「昨日、手を動かす仕事をなにかされていましたか?」
と担当医は尋ねた。
「陶芸をやっていました」と答えると、「それが良かったんでしょうね」と言われたという。
じつはその当日、彼が釉薬を掛けようとしたときにちょっとした「出来事」があった。
流し掛けした釉薬がボウルを外れて、流しに流れてしまった。
「手が回らないんですよ」
そういう彼に、「へんな言い訳するか!」と言いたいところを飲み込んだ。
不機嫌な顔はしていたと思う。
言い訳ではなくて、ほんとうに手が回らなかったのだ。
それにしても、僕の知らないうちに他人の役に立てたようで、
教室を始めて良かったと思えることがまたひとつ増えた。
「でも手の動きは鈍いし、特に右手は無理に力を入れると、一瞬、指が固まります」
彼は手を見せながらそう言った。べつだん動かしにくそうには、僕には見えなかった。
薬で血栓はなくなり、カテーテルなどの施術は不要だったとのこと。
「担当医の話では、日常生活には支障ないとの事です。
面倒な生徒だと思いますが、リハビリのためにもこれからよろしくお願いします」
彼はややあらたまってそう言ってくれた。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
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120525
ワークショップ、直前(明日です!)になりましたがご案内です!

トーストマスターズクラブのDistrict76(全国大会)で、ワークショップを担当します。
講演形式のワークショップです。
演題は「プレゼン:人を動かすコミュニケーション技術」
日時:5月26日(土)11:15~11:55AM
会場:クロス・ウェーブ幕張302号室
   千葉市美浜区中瀬1-3
http://icfcctmc.web.fc2.com/

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by yasuhikohayashi | 2017-10-05 15:48

日々、気がついたことのあれこれを書きます。


by 林 寧彦(やすひこ)
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