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2008年 11月 06日
オバマ氏の勝利演説のようすをテレビで見ていたら、
久しぶりにここに書きたくなった。 って、半年ぶりだよ! 昔々読んで、書き取っておいた キング牧師の演説原稿。 「I have a dream that one day on the red hill of Georgia the sons of former slaves and the sons og former slaveowners will be able to sit down together at a table of brotherhood. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ I have a dream that my four children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of ther skin but by the content of character. I have a dream today.」 以下、勝手な日本語訳 私には夢がある。ジョージアの赤土の丘の上、かつて奴隷だった者の息子たちと、奴隷の所有者だった者の息子たちが、兄弟としてともにテーブルにつくことができる日を。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私には夢がある。私の4人の子供たちが、皮膚の色ではなく人格で判断される日が来ることを。 父がケニアからの留学生のオバマ氏は、奴隷の「息子たち」ではないけれど、 キング牧師の演説からわずか45年で、「皮膚の色ではなく人格で判断される日が来」た。 言論が、確実に世の中を動かすアメリカという国。 日本酒で、キング牧師に乾杯した夜でした。 僕も時々は「I have a dream 」と始めて、そのあとを独り言で続けてみようと思う。 「I have a dream 」で始めれば、いい話ができそうだ。 アメリカは、腐っても、やっぱり鯛!だなぁ。 2008年 03月 30日
関東は曇り空ですが、
日曜だし、みんな花見に行ってるんだろうなと思いながら 早朝からガス窯を焚いています。 1100度をこえて安定してきたので、 眠気覚ましにこれを書いているというわけです。 一昨日、著者用の文庫の見本が届きました。 形になって、重さを持った本、ってやはりいいです。 ページを開いて鼻を近づけると、 花粉症で狭くなった鼻腔ではありますが インクのいい匂いが香ってきます。 表紙のイラスト描きました。 「つくる陶磁郎」などに描くときと同じ、 パイロットの極太の万年筆で。 書き味が良くて気に入っていて二代目になります。 黒一色で渡しましたが、デザイン部で色をのせてくれて。 デザインは2案出てきて、希望を聞かれましたが 選択は先方に任せました。 少しでもよく売れるためのノウハウは、 やはり本のプロである編集者にはかなわないでしょうから。 決まらなかったほうにはデザイナーのアイデアと技を感じ 決まったほうは売り場で目立つという狙いを感じました。 どちらも良かったんですけどね。 で、お披露目です。 窯を焚いているので、進行中の焼成グラフをあしらってみたりして・・・。 ![]() 4月10日発売。 文春文庫のなかの、「文春文庫プラス」というカルチャー系の文庫です。 552円+税、とは安い! 一家に一冊、教室に10冊!ぜひ! ところで、消費税を足すと579円60銭になるんですな、これが・・・。 580円で売られるとしたら、 40銭はいったいどこにゆくのであろうか。 2008年 03月 26日
春の訪れとともに、散歩にスケッチブックが欠かせなくなった。
春のスケッチは白モクレンから始まる。 といったら、キャッチコピーのようです。 スケッチブックを片手に、こちらの庭、あちらの公園と 歩き回っています。 休耕して長年経ってるようすの一角に、 白モクレンの蕾が見えたのが10日ほど前のこと。 工房に通う道から見えるところにあって、気になっていたけど 数日前から、純白の鳥が枝にとまっているような風情で ポツポツと花を開きはじめた。 歩道から、畑の境界に沿って50メートルほど上ったところにある。 近寄ってみると、なんと美しい。 日の光をやわらかく受けとめて、花びらに閉じ込めたような白。 光を透かした白、花びらの影を映した白・・・。 開花した花もいいが、開きかけのものも優美。 蕾もおもしろい。 スケッチブックを開く。 木の周りを巡りながら、鉛筆を走らす。 すでに若草が茂っていて、踏み出した足元がやわらかい。 と、いきなり天地がぐらり・・・・。 なにが起きたのだ! 片足が草のあいだに膝まで入っている。 あわてて抜いたが、ジャーッという感じでズボンから水が出た。 靴の中は、もちろんズブズブ。 おまけに飛び散った水で、はまらなかった足の太ももまでジュクジュク。 野ツボか!? おそるおそる水を指につけて嗅いでみたが、アンモニア臭はない。 どうやら、畑の水遣り用に大壷が埋めてあるらしい。 工房のストーブでズボンを乾かしながら それにしても野ツボでなくて良かったと つくづく思った春の朝だった。 ![]() カメラもいちおう持参したので。 なかでも器量よしの白もくれん。 2008年 03月 22日
昨日、九州時代にお世話になった吉野靖義さんの個展に行った。
以前のものにくらべて、ずいぶん薄作りで軽快な印象だった。 「君が来ていたころとは、アタマの中がまったく変わってるんだよ」 工房で話し込んでいたときの時間がよみがえってくるような 熱のこもった話が続いた。 「あと、3ヶ月くらいで今までやってきたことが完成するんだよ」 吉野さんが目指してきた古唐津の再現が間近のようだ。 使い勝手の良さそうな絵唐津の小皿を3つ頂戴した。 会場に来ていたKさんも誘って、ギャラリー近くの居酒屋へ。 Kさんは某お役所の役人さんで、転勤で向こうに行って やはり吉野さんの工房で手ほどきを受けた人。 「僕は真面目にロクロを挽いてたけど、 林さんは吉野さんと話してばかりでしたよ」 あらら、ものすごく熱心にやっていたつもりだし、 それをあちこちに書いたりしてたのに・・・・ううむ。 どう考えてもKさんの記憶ちがで、 それは僕じゃないと思うんだけどなぁ・・・・。あはは。 12年前に初めて工房にうかがったころ、 吉野さんは今の僕の歳だったと知る。 立派に見えたなぁ。 そして、なんだかますます元気になってる。 ほんとにちっとも変わってない。 焼酎の芋にしようとしたら、ボトルでしか頼めなくて、 しこたま飲んでしまった。 で、今日は二日酔い気味。 師匠は、ぶじ会場に到着しているだろうか。 吉野靖義 作陶展は、炎色野(ひいろの・渋谷)で3月20日(木)~3月25日(火) 12:30~6:30(最終日~4:00)作家在廊日=20(木)21(金)22(土) 2008年 03月 05日
♪ 負けないで もうすこし
最後まで走りぬけて このところZARD(坂井泉水)のCDばかりかけています。 1階の工房のラジカセに一枚。 2階の書斎のラジカセにも一枚。 去年亡くなってからの俄かファン(と言わざるをえないんだなぁ)で 口ずさんでいたら、娘が誕生日プレゼントに メモリアル・ベストの2枚組みのCDを買ってくれたというわけ。 歌詞はけっして明るいだけではないんだけど せつない歌にも心栄えを感じるし、 ときどきキラリとした言葉があって、 なにより曲が跳ねていて、気分が良くなります。 じつは・・・。 ずっと前に博多に単身赴任しているときに いい曲だな、と思って買おうとしたことがあって。 で、CDを買ってきて掛けたら これが男の声でアレレ? おい、あのスカッとした彼女はどこいった!? ZARDと間違えてBOOMを買ってきたんですなぁ。 ♪デイゴの花が咲き~ は、好きですけど。 で、しばらくして、また欲しくなってCD屋さんに行ったんだけど ミュージシャン名で探した棚は・・・・・ B’Z。 手にとって見たものの、なんか違うなと思って棚に戻してから 店の女性をつかまえて「こんな歌なんですけど」といって 歌詞がわからないから「フンフンフン~」と歌った。 彼女は首をひねるばかりで、もうひとりの店員さんを連れてきて ふたりで聞いてくれたけど、分からずじまい。 それにしても・・・・店頭で歌ったんですよ。僕は。 坂井泉水さんの去年の事故のあと、 ニュース番組でなつかしの曲に再会できたというわけでした。 ザードとブームとビーズ・・・・ まぎらわしいんだよなぁ! いいタイミングで坂井泉水さん(急に親しげな言葉遣いですが) のCDに出会っていれば、 CMとのタイアップを仕掛けて、会えたかもしれなかったな などと思いながら、一日中CDを掛けてます。 2008年 02月 28日
今年最初の投稿が2月も下旬ということになってしまいました。
知人が言っていましたが、あいだがあくと ちゃんとしたことを書かねば、という気になって ますます書けなくなる・・・・ そのとおり、なのであんまり気張らないで書きます。 で、広告です。 98年に出した「週末陶芸のすすめ」が、文春文庫に入ります。 4月発売の予定。 あらたに、その後の10年のことを書き足したり、 写真部のカメラマンが撮影に工房まで来てくれたり 校正をやったり、という日々を送っていました。 しっかし、文春の校正部おそるべし! 誤字脱字、表記の統一は言うに及ばず、 内容についてのじつに熱心な精査がなされていました。 たとえば・・・・ 「ジャン・バルジャンが銀の燭台を盗んだ」、と書いたら 盗んだのは燭台ではなくて「食器」だと指摘が入りました。 学芸会で神父さん役をやったくせに、思い違いをしていました。 15年ほど前に東京国立博物館で開かれた展覧会を 「中国陶磁3千年展」と書いたら きちんと正しく「特別展 中国の陶磁」と直してあったり。 そのほか、前とつじつまが合わないとかの指摘もたくさん。 そのときはそう思ったんだよ、しるか! と、ののしりながらもせっせと直していたら ずいぶん時間がかかってしまった。 単行本を文庫にする作業は、スキャナーの読み取り機能で チャッチャとやるのかと思っていたら大違いでした。 巻末に挙げた参考図書も、ぜんぶ調べなおして、間違いを正してありました。 たしか4人がかりでやると聞いたときには ワープロを打つのに4人も??? と思ったけど、ここまで徹底して読み込み、調べなおす作業だったとは。 むむむ・・・恐るべし! 口絵もあらたに10枚ほど書きました。 そして昨日、出版社に2度目の校正原稿といっしょに送って。 これで僕の手を離れました。 ふう。 さて、文庫には予想外の帯が付きそうです。 かなり真面目な入門書を思わせるフレーズです。 コピーを考えた編集者が電話でこう言いました。 「まぁ、羊頭狗肉ではあるんですけど・・・・」 「あはは、そうですねぇ・・・・」 こんど会ったときに、言葉の使い方を教えてさしあげようかと 思っています。 2007年 12月 24日
今朝のこと。
工房に向かうために自宅マンションのエレベーターに7階から乗ると・・・。 6階でドアが開いてサンタクロースが乗ってきた。 白いヒゲ、赤い帽子、大きな袋も・・・。 要するにフル装備のサンタ・ファッションのオジサンなのですが・・・・・ 同じマンションの住民で、ときたま見かけるという程度の顔見知り。 そんなサンタと、同じエレベーターでふたりきりになったら なんといって声を掛けるべきだったんだろう。 サンタが子供連れなら、なにか冗談でも言えたんだろうけど・・・・・。 声を掛けそびれたまま・・・・サンタも無言、僕も無言。 それにしても、1階に着くまでの時間の長かったこと。 あのサンタも、もしかしたら今ごろ、こんなブログを書いているのかも。 2007年 12月 06日
なんと4ヶ月近く更新していませんでした。
特になにがあったわけでもないのですが・・・。 こういうときは、くだらない話からさりげなく(?) 再開することにします。 昨日、インフルエンザの予防注射に行ってきました。 近所の大きな病院です。 待っていたら 女性の看護士さんが「大場かおるさまー!大場かおるさまー!」 と人を探していました。 僕の前をいちど通り過ぎたときには、なんとか思いとどまりましたが もういちど僕の前を通り過ぎたときには これを言わなかったら、2、3日欲求不満でどうしようもなくなる、 と思ったので看護士さんに声をかけました。 「大場さまですか?」 「いえ、大場ではないんですけど・・・・あのう・・・」 そして、 「おおバカなら、ここにおるんですけど・・・」 受けました。 彼女が溜まり場みたいなところに戻ったあと みんなの笑い声が聞こえたので、きっと報告したのでしょう。 そうしてるうちに、大場かおるさんが登場。 女性で、結婚で姓が変わったのかと思っていたのに オジサンでした。 学校でからかわれるんじゃないか、とか考えたりしない 善人の両親に育てられたんだろうなぁ。 それとも、からかいに負けない強い人間に育つことを願って・・・・? そんなことを考えながら、 なんとなく打たれ強そうな面構えの大場かおるさんを眺めていました。 2007年 08月 17日
オクラを漢字で書くと、「秋葵」。
と知ったかぶりをしたいところですが、たしか、なんか風情のある名前があったはずだけどな・・・と、さっきネット検索して確認したばかり。 僕はあの花が大好きだ。 単身赴任時代に、朝メシにしてやろうとベランダに種を植えたら、 夏の朝、なんとも可憐な花を咲かせました。 パステルカラーの卵色。 そのころ作った壷。陶芸を始めて5年目くらいのときかな。 ![]() 高さ20数センチの小さな壷。 大好きだったけど、個展のときに数が足りず、並べたらあっさり売れてしまって 今では写真だけ。 うまく作ろうとか、そういうことを考えないで、 オクラって美しいな、というのに感動して、素直に作っていました。 そういう作り方をしなくちゃいかんなぁ。 市民農園で育てているオクラの花を見ていたら、またオクラの壷を作りたくなってきた。 どうやって作ったのか、昔のノートをひっくり返してみることにしよう。 オクラの花に惹かれたのは、この花の由来を知ったせいもあって・・・。 アフリカ原産。英語でOKURA。 奴隷狩りで白人の手に落ちた人が、種を隠し持って船に乗り、 アメリカの農園でひっそりと育てた。真夏に咲いた花を見て故郷を偲んだ・・・・。 オクラの花には、人を励ますチカラがあるのでしょう。 オクラの花言葉は、「おかすことのできない気高さ」。 ・・・・というのは、ウソッパチ。 かってに思いついただけのこと。 2007年 07月 25日
工房で、僕自身、目にしたとたん息を飲みました。
こんなものが焼きあがることがあるのです。 先ずはお目にかけます。 ![]() 志野に近いような気もしますが、下の鉄が荒々しく出て、火色が鮮やか。 アップでも撮影しました。 ![]() この荒々しさは、「鬼志野」とでも名付けようか。 別の場所で焼けたものは・・・ ![]() 鉄の流れが美しく出ました。 さびた中にも華やいだ風情で、こういうのを「きれいさび」というのでしょうか。 これらを目にしたとき、僕はあやうく落ちそうになりました。 取り落としそうになったというのを、書きまちがえたわけではなくて・・・・ ![]() 撮影している僕の影が映っていますが、 ここは・・・・・・ ![]() ここは工房の屋根の上でした。 梅雨のあいだ、雨漏りがはじまって、きょう修繕のために屋根にのぼって 発見しました。鉄板の屋根は、見事に焼けていました。 僕が工房として使いだして7年、建ててから少なくとも30年は経っているでしょう。 自然がゆっくりゆっくり時間をかけて酸化焼成したものは、なんと美しいんだろう。 何度からを「焼く」というのか知らないけど、 さっきあがったときには、目玉焼きができそうだったから 焼くといってもさしつかえないでしょう! 屋根をのた打ち回っているのは、水道のホース。 井戸水を使った手製の水冷クーラーで、今年もこれから活躍してもらわなくては。 そして・・・・、 屋根のトイのところでこんなものを見つけました。 ![]() 実生の松の木が・・・・・。 自然は、やっぱりすごいなぁ。 でも、このままじゃ夏のあいだに乾燥して・・・・・なんとかしてやらなくちゃなぁ。 ![]() 5メートルほどの高さの屋根の上は、面白かったけど、 ああ、こわかった。
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